モタードに強い!大阪の愉しいバイクショップGLIDERIDEのブログ
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早割りの締め切りは今晩(明日の朝)までですよ~~

ファンライドスクール(10月7日<日>)の早割り締め切りは
明日の午前中に一旦〆るまでとなっております。

で、本日は近頃オーバル的な練習メニューにこだわる理由を
改めて説明させて頂こうかと思います。




これまで何年もスクールを続けて来た経験上、
なんだかんだ言って、結局のところ
速く(上手く)走れるかどうかってのは、
『単純にグルグル回る技術』で
ほとんどの部分が決まってるんじゃないかと思うのです。


特に今年に入って、
これまでは会場的に難しかったオーバル的なメニューが
練習しやすい環境になったこともあって、
実際にメニューに取り入れてみた結果、
想定していたよりも遥かに大きな差がつくんですよね。

しかも、ほとんどの参加者の走りが
コース上での速さとほとんどリンクしてるわけで、
以前は仮定だったものがほぼ確信に変わりました。

で、じゃあ速いライダーが何か特別に凄いことをしてるのか?
って言うと、ホント単に回ってるだけ。

それってマシンの差じゃ?
って思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
マシンを変えても速さはほとんど変わらない。

で、思ったわけですが、
以前はブレーキングとかライン取りとか倒しこみとか、
ライディングに関するいろんなパートにそれぞれフォーカスして
いろいろメニューを考えて練習して来てもらいましたが、
そいうのって、全て単純に回る部分がある程度しっかり出来た上での、
枝葉の技術だったんじゃないかと・・・

ぇ、これまでのスクール全否定?
って、そういう訳じゃなく・・・w

それはそれで、必要な技術だし、
それぞれレベルアップしていく必要はあるわけで
今後も継続してやっていくつもりです。

ですが、例えば、陸上のハードル競技に置き換えてみると、
ハードルを飛ぶ技術とかスタートの技術とかももちろん必要なんだけど、
まずは普通に速く走れるって事が基本になってくる訳で、
100mを14秒とかでしか走れない選手が
ハードルを飛ぶ技術だけは世界一になったところで
オリンピックに出ることすら出来ない。
ってなもんだと思うのです。(わかりにくい?w)


ただ、ちょっと(かなり?w)違うのは、
足で早く走るのって生まれ持った部分が非常に大きいと思うのですが、
オートバイで単純にグルグル回るのって、
さっきも書いたように特別なことじゃなく、
グルグル回ってる中でいいポジションとフォームを見つけて
あとは"慣れ”さえすれば、
ほとんどの方がトップレベルのライダーとそれほど遜色ないところまでは
レベルアップ出来るんじゃないかと(本気でw)思ってます。

ただ、そこにブレーキングとか加速とか他の要素が含まれてくると、
なかなか回る部分の修正が難しい。

そんなワケで今後は、
まず単純に回る部分のスキルアップをベースに、
周辺の技術を肉付けしていくようなイメージで
メニューを考えて行こうと思ってます。



P.S.ドリフトのメニューがある時に参加したいんですが・・・
というご相談も定期的に届くのでいちおドリフト練習メニューについて説明。

進入ドリフトの技術って、
普通に早く走るための技術とは確かにちょっと違う面もあるので、
別個に考えてはいますが、
インストラクターの人数や時間、スペース的な制限もあって
毎回、ドリフトにフォーカスを当てたメニューを組むわけには行きません。
そこで、大体毎回(こっそりw)ドリフトに繋がったり
スキルアップできるような設定は置いています。

例えば今回のアンモナイトコーナー(後半)の設定で言えば、
加速していった外周から一番Rがきつくなる部分で
スピードを落とすのに、一気にアクセルをオフしてやれば
↓自然にこんな感じになるはず(大嘘w)


ってのは冗談にしても、(でも実はこっそりこんなのを目指したてり・・・w)
バンク中にエンブレやリアブレーキを使って
減速しようとした時に自然にリアが出てしまう感じが掴めれば、
ドリフトをしたことが無い人でも、
なにかきっかけがつかめるんじゃないかと思います。

ただ、これは何回も書いてますが、
例えば、上記のような設定にしてあっても、
まずは基本的なライディング技術がしっかりしていないと、
まったくイメージが掴めないばかりか
当然危険な目にあう可能性も高くなるわけで、
スクールに参加したことの無い方は
ぜひ基本マスターから初めて頂きたいとは思ってます。
by glideride | 2012-09-30 14:50 | ファンライドスクール